2014.5.31開催
2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。多くの被害を受け、多くのいのちが失われました。また、震災に伴う福島第一原発の事故は人類史上最大の放射能汚染を引き起こし、今なおその被害を継続・拡大し続けています。
これまでに団体・個人を問わず、数多くの方々がそれぞれの出来うる形で、被災地の復興支援に従事してきました。ある者は震災直後に現地に入り、多くの亡骸とその遺族に寄り添い慟哭を共にし、ある者は手の付けようも分からない様な混乱の状況の中、瓦礫を運び、土砂を払い、生き延びた人々のかけがえのない大切な生活の破片を掘り起こしました。ある者は放射能という、目に見えない甚大な毒を数値で測り、その目に見えないものが発し続ける毒を取り除き、すこしでも小さなものとするために、汚されてしまった彼の地に多くの汗を流しました。人が人である事の落ち着きと安堵を温かいお風呂という形で届けた者。笑顔を無くした方々に笑顔を届けたいと、先の見えない中で仮の住まいに暮らす人々を何度も訪ね、そこに生きる人の声に耳を傾ける者。数多の思いを歌にして届け続ける者。ただあたり前に生きることに制限と抑圧を受け続け、いつ来るともしれない健康被害に怯えて暮らす子どもたちに、心おきなく遊べる環境と機会を持っていただくために奔走する者。被災地の今の声をより多くの人々へ届けたいと、その機会を企画・運営する者など、他にも多くの支援を行い、今現在も行っています。そこには、ひとつひとつの「しないではいられない私」と「しないでは済まされない事実」があります。
彼の地に今、生き続ける人々、彼の地を離れて生きて行かざるをえない人々。それらの人々一人一人の声。その地そのものの願いとともにある声。「忘れないでください」「おいてゆかないでください」その言葉はそこに生き続けるいのちの純粋な叫びではないでしょうか?あの時を機として気付かされた、私へのすべてのいのちからの願いの叫びではないでしょうか?その叫びに呼応するわたしを生きるいのちの喚(こえ)、時の流れと日々の生活の中で、次第に小さく聞こえにくくしてしまったその声に今一度、しっかりと向き直り、丁寧に・確かに聞いてゆく。亡くしてしまいそうな心と亡くされることのない心。私が忘れても私を忘れないその願いに立たんとする、現地の方、現地へ赴き活動をする方、この地に於いて現地を思う方。それらひとりひとりの「いまのわたし」を表現する場と時間を協力し合って作りたい。この企画に触れた全ての人が、新たな一歩を踏み出す時、「忘れていない」「つながり、ともにある」ことを、しっかりと確かめながら歩んでいただきたい。これらの思いと願いから、この度の
「東日本大震災復興支援チャリティー トーク&ライブIN 名古屋・~Re:Fw あのときからのわたしへ~」を企画いたします。
実行委員長 光樂 朋尚
副委員長 竜沢 悟
未曾有の大震災より約3年、あの時皆さんは何を感じ何を思いましたか?
あのときの気持ちを忘れることなく今に至ってますか?
私たちは忘れません!あのときから続く今のわたしへ
本企画は真宗大谷派名古屋教区並びに浄土真宗本願寺派東海教区僧侶有志と特定非営利活動法人レスキューストックヤードと共に、東日本大震災を「忘れない」「風化させない」「復興支援の力を取り戻す」をテーマに、被災地からのゲスト並びに名古屋で支援活動を行っているゲストによるトークディスカッションと本公演の開催テーマに賛同しともに創り上げるという意識のもと音楽表現による被災地復興支援を志す方とのコラボレーション企画です。
皆様のご支援、ご来場、心よりお待ちいたしております。
日 時 2014年5月31日(土)
開場 13時30分
開演 14時~
終演 17時(予定)
場 所 東別院ホール(東別院会館3F) ※最大で450名収容可能
名古屋市中区橘2-8-45
料 金 2000円 チケット購入をご希望の方は下記事務局までお問い合わせください
大きくは制作部・運営事務局・構成演出部で構成されおり、状況に応じて全体会や各部門において会議・準備が行われています。
会員は若手僧侶を中心にあつまったメンバーで構成されています。